読みに来てくださって、ありがとうございます🌱
またInstagramで、お金のお話をしていきますね。

「子どもにだけは、迷惑かけたくないなぁ」
親なら、きっとみんな思っていますよね。
でも実は、気持ちだけでは、どうにもならないんです。
年齢も、お金が出ていく時期も、
だいたい決まった順番でやってくるので。
まずは、ある家族の年表を見てみてください。
あなたが31歳でママになって、
その子もまた、31歳で親になったとします。
31歳は、いまのママがはじめて出産する平均の年齢です。

見てほしいのは、あなたが80歳の年です。
子どもは49歳。
孫は18歳で、ちょうど大学に入る年。
そして80代は、介護や支援が必要になる人が、一気に増えていく年代なんです。

75〜79歳では、10人に1人くらい。
それが80〜84歳で4人に1人。
85歳を過ぎると、10人に6人です。
あなたの介護が始まる年、
子どもは孫の大学費用を払っています。
若いころは、お金が足りなくなっても、
ボーナスで埋めたり、ローンを組んだりできました。
でも老後は、収入が年金だけになります。
住宅ローンは「80歳までに返し終わること」が、多くの銀行の条件。
銀行のカードローンも、年金だけの収入だと借りられないところがあるんです。

しかも年金で暮らす夫婦の家計って、
介護が始まる前から、毎月4万円くらい足りていないんですよね。

「だったら、子どもの手を借りなくていいように、施設に入ろう」
そう考える方も、多いと思います。
じゃあ、施設に入るといくらかかるのか。
私がライフプランを作るときは、
入るときに300万円、毎月20万円で入れています。
お住まいの地域の老人ホームを調べてみると、
だいたいこのくらいの金額なんですよね。

介護が続く期間は、平均で4年7か月。
これだけで約1,400万円です。
80歳で入って、女性の平均寿命の87歳までいたとすると、約2,000万円。
毎月20万円って、年金で暮らす夫婦ふたり分の年金を、ほぼまるごと使う金額なんです。
80歳のあなたのまわりを、思いうかべてみてください。
自分の親は、もういません。
きょうだいも、同じように年金で暮らしています。
パパも同じだけ年をとっていて、
支える側というより、支えられる側かもしれない。
お金が足りなくなったとき、
頼れるのは子どもだけ、になりやすいんです。
そのころの子どもが、どんな毎日を送っているか。
年表の80歳の年を、子どもの目線で見てみます。
孫の入学金と、あなたの施設のお金。
同じ月に、同じ家計から出ていきます。
そんな子どもに、あなたはきっと、何度も言うことになります。
「ごめんね」
「迷惑かけて、ごめんね」

肩身をせまくして、
子どもに謝りながら暮らす老後。
それって、あなたが本当に
望んでいる人生ですか?
教育費をなんとかやりくりして、
子どもを大学に行かせてあげられた。
親として、ほっとする瞬間ですよね。
でも、その山で貯金を使い切っていたら。
実際、教育費のために貯金や保険を取り崩した家庭は、5世帯に1世帯あります。

子どもが大学を卒業するのが、53歳。
定年が、65歳。
老後のお金を本気で貯められるのは、その12年くらいしかないんです。
2人目がいたら、もっと短くなります。
12年で、足りない生活費のぶんも、施設のお金も。
届かなかったぶんは、子どもに回っていきます。
そして子どもも、あなたと同じ形の年表の上にいる。
がんばって進学させてあげたのに、
最後は子どもに頼るしかない。
それって本当の幸せなのかな、って思うんです。
教育費の山がいつ来るかは、
子どもが生まれた日に、もう決まっています。
変えられるのは、わが家がその山をどう越えるか。
教育費というと「コツコツ貯めましょう」と言われがちですよね。
でも実は、見直すのは
貯め方より、ふだんのお金の使い方のほうなんです。
山を越えたあとにも、ちゃんとお金が残る家にしておくこと。
それが、80歳のあなたと、49歳の子どもを守ることにつながります。
9月18日(金)と19日(土)に、
オンラインで教育費の勉強会をひらきます。
当日は、教育費シミュレーターを使います。


お子さんの年齢と、進路を選ぶだけ。
小学校から私立にしたら? ひとり暮らしをしたら?
選ぶたびに、金額がその場で変わります。
まずはこれで、わが家の現在地を知る。
そのうえで、何から手をつけて、どう動けばいいのか。
そこまでお話しします。
どの回も、残りわずかです
年表の年齢は、はじめての子どもを産むお母さんの平均年齢(31.0歳・厚生労働省「人口動態統計」2025年)をもとに置いた例です。ご家庭ごとに、まったく変わります。
介護や支援が必要な人の割合(75〜79歳 11.8%/80〜84歳 26.7%/85歳以上 60.2%)は、生命保険文化センターが厚生労働省「介護給付費等実態統計」と総務省「人口推計」から出したものです。
年金で暮らす夫婦の家計(手取り 221,544円・生活費 263,979円・毎月42,434円の不足)は、総務省「家計調査」2025年の、65歳以上の夫婦のみの無職世帯。夫婦の年金などの給付は、月228,614円です。
住宅ローンの年齢は、国土交通省「民間住宅ローンの実態に関する調査」と、フラット35の借入条件から。金融機関や商品で違います。カードローンは、三井住友銀行の条件を例にしています。
施設のお金(入るとき300万円・毎月20万円)は、私がライフプランを作るときに置いている金額です。地域や施設で大きく変わります。介護の期間 平均4年7か月は、生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」2024年度。女性の平均寿命 87.33歳は、厚生労働省「簡易生命表」2025年です。
私立大学の入学金 約24万円・1年目の納付金 約151万円は、文部科学省「私立大学等の令和7年度入学者に係る学生納付金等調査」。奨学金は日本学生支援機構の貸与型の場合で、案内にも「進学前には振り込まれません」と書かれています。
教育費のために貯金や保険を取り崩した家庭 18.8%は、日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査」2021年度です。